NEWS

自社ニュース

電子書籍のみなし売上先払いサービス「Books&Cloud」が新文化(9/20)に掲載されました


電子書籍のみなし売上先払いサービス「Books&Cloud」を紹介する記事が、業界専門誌の「新文化」に掲載されました。

<以下記事全文>
電子出版ベンチャーのBooks&Companyは9月10日、電子書籍の販売を開始した月末に、みなし売上として50DL分の売上げを先に支払う「Books&Cloud」サービスを開始した。
同社の野村衛社長は「創業して1年が経ちました。この間、制作費のコストダウンを主眼にしたサービスを提供させていただきましたが、発想を根底から見直しました。先に売上げをお支払いして、販売計画に基づき一緒に売っていくという金融機能を担うサービスをはじめます」と説明。
電子制作を依頼する出版社は、Books&Cloud基本契約書を交わした後に、著者のSNSフォロワー数などを記入した売上計画書を提出する。計画書作成の際には、同社の販売ノウハウを提供する。販売開始の月末に同社は、50DL分のみなし売上を出版社に支払う。コンテンツはすべての電子ストアへ配信が可能だ。仮に、1タイトル1000円(税抜)、出版社正味50%の場合、2万5000円がみなし売上となる。
販売3ヵ月後に、当該タイトルの売上が、制作費に50DL分を加えた額を上回ったら差額を出版社へ支払い、その売上が上回らなかったら出版社へ請求が発生する。たとえば30DLだった場合、売上は1万5000円となり、制作費3万円(リフロー型の基本料金)を加えた5万5000円からの差額4万円を請求することになる。
野村氏は「出版社の『50DLも売れるのかな』や、『たとえ1点2万円でも電子書籍の制作コストが重い』といった声に応えていく。思うように電子化が進まない出版各社のデジタルシフトに貢献したい」と意気込みを語った。
すでに、複数の出版社から問合せが入っているという。同社は今後、同サービスとAIによるコンテンツ最適化を2本柱に事業展開していく考えだ。

記事一覧