ワープロの次のデジタル的進化は、デザインソフトでした。
1992年頃だっと思うのですが、あるデザイン会社が今のIn Designと似たようなソフトを作ったというニュースが伝わってきました。
私が勤めていた会社とは取引がない会社だったのですが、デモをやるので見に来ないか?というお誘いがありました。
あいにく私は他の仕事があったため行けなかったのですが、デモを見た先輩社員は大変興奮して帰ってきました。今まではすべて手作業だったグラフィックデザインをPCが作り始めたからです。あっという間に見開き2ページができたそうです。
確か22万円だったと思うのですが、先輩社員は上司を説得して後日そのソフトを購入。自分の会社でも試してみました。
ところが操作マニュアルも何もない中で作業しても、ほとんど役に立ちません。またスキャナがないので、画像の取り込みのできないという有様でした。
3.5インチフロッピー2枚の中に書き込まれていたのは一体どんなプログラムだったのでしょうか。数か月後、そのフロッピーは共用デスクに放置され、いずれかのタイミングで破棄されたと思います。
In Designで実務が始まる15年くらい前のことでした。