先日、小説創作イベント、ノベルジャムの授賞式に参加してきました。
20名の作家が、編集者・デザイナーとタッグを組み、2泊3日で短編小説を書きあげるというイベントです。
テーマはその場で与えられるので、事前に原稿を用意していても通用するかどうかはわかりません。
小説のハッカソンともいえます。
出来上がった作品は力作ばかりで、実際に電子書籍として販売もされています。
1か月半の間に全作品のDL数は1000を超えたという発表がありました。
参加したクリエイターたちはみなノリがよく、イベントとしては大成功だったと思います。
ただ、熱い書き手が一方、熱い読み手を探すのが難しいんですね。
出版不況とは、つまり出版業界の問題のみならず、読者=市場の大変化が起こっているという意味でもあります。
イベントの成功を見ながら、どう読者を作っていくのかが、問われている気がしました。