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AI小説執筆プロジェクト。いよいよAIが文章生成を開始しました

当社は去る5月、カンボジアのキリロム工科大学と提携し、AI(人工知能)による小説執筆のプロジェクトを開始しました。
第1フェーズである、小説の自然言語理解を終了し、いよいよ第2フェーズである自然言語生成の段階に移行。文章生成ができるまでに開発が進みました。
AIが文章生成している様子を動画でご覧ください
(動画URL https://www.youtube.com/watch?v=Tt7l_M7KlhM&feature=youtu.be)

<プロジェクト概要>
このプロジェクトは単なる研究にとどまらず、AIが執筆した作品を商業出版させることを目的としています。
AIによる小説執筆は研究としては以前から国内他大学などで取り組みが始まっていますが、まだ、社会実装=商業出版という段階には至っていません。
Books&Companyとキリロム工科大学はこれを一歩進めて、人工知能が執筆した小説を実際の書店で販売できるレベルまで引き上げることを目指しています。

<AIエンジンの開発とプロセス>
小説創作に用いるのは、AIテクノロジーの中でも自然言語処理に分類されるジャンルです。身近なサービスでは、自動翻訳、AIスピーカー、チャットボットなどで社会実装されています。
これと同じテクノロジーを駆使して、あたかも人間が書いたかのような物語を創作するAIプログラムを開発するのが今回の目的です。
そのためには構造化されたデータを学習させ、幾度となくチューニングを重ねて文章を生成させます。

<文章生成に成功>
2018年10月から自然言語理解の工程をへて、自然言語生成のフェーズに移行。ある名作小説の続編を書くためのプログラムを開発しています。
11月下旬に文章生成に成功。7秒間で25文を生成するという成果を挙げることができました。
上記の動画をご覧ください。
(動画URL https://www.youtube.com/watch?v=Tt7l_M7KlhM&feature=youtu.be)。

◆キリロム工科大学◆
カンボジアの首都プノンペンから120キロ離れたキリロム高原にあるカンボジア政府から認可を受けた全寮制の4年制大学。ポテンシャルのあるカンボジア・アジアの優秀な学生に、AIのほか、VR/AR、ブロックチェーン、IoTなど実践的な先端ITテクノロジーの教育、研究を推進しています。
2014年に日本人起業家・猪塚武氏が創設。カンボジア開発評議会(CDC)に認可された大型プロジェクトの一環でもあり、同国および日本を含めたアジアの将来を担うグローバル人材の育成を目指しています。2018年度からは日本人学生の受け入れを開始しました。
開発業務は同大学の教授陣の指導のもと、学生がプロジェクトとして行います。
キリロム工科大学公式サイト/ https://www.kirirom.info/
<AI小説 動画リンク>

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